2. 常用漢字と部首

2.1. はじめに

常用漢字と部首の関係ついて記載します。 どのような部首が常用漢字に使われているかを調べることで、常用漢字の特徴を明らかにします。

2.2. 部首の数

常用漢字で使われている部首の数を調べてみました。どんな部首が人気があるかわかります。

以下は部首と常用漢字の個数のグラフと表です。

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図. 2.1 部首と常用漢字の個数

2.3. 常用漢字と部首

部首と、常用漢字の一覧です。

部首 漢字
淫浦永泳液沿演汚温河渦海潰涯潟活渇滑汗漢汽求泣漁況渓激決潔減源湖江洪港溝混沙済治滋湿漆汁渋淑準潤沼消渉浄津浸深水瀬清泉浅洗潜漸測汰泰滞滝沢濯濁淡池沖注潮澄沈漬泥滴溺添渡湯洞濃波派泊漠氾汎泌氷漂浜浮沸法泡没満漫滅油湧洋溶沃浴濫流涼涙浪漏湾
以位依偉億俺仮何佳価介企伎偽儀休供仰僅偶係傾傑件倹健個侯候傲今佐債催作傘仕伺使似侍借儒修住俊傷償伸侵信人仁仙倉僧像促側俗他代但値仲低停偵伝倒働任俳倍伯伐伴備俵付侮伏仏併偏便保俸倣傍僕優来侶僚倫令例
挨握扱援押拐拡掛括換揮技擬拒拠挙挟掘掲携撃拳抗拘控拷挫才採搾拶撮擦指摯持捨手授拾抄招承掌拭振推据折拙接摂措捜挿掃操捉損打択拓担探抽挑捗抵提摘撤投搭捻把拝排拍抜搬批披描扶払捕抱撲摩抹揚揺擁抑拉
案椅栄桜横果架械楷概柿格核楽株棺机棋棄機朽橋業極桁検権枯校梗構根査栽材柵札桟枝朱樹柔松条植森枢杉析染栓桑槽束村棚柱椎東桃棟栃梨杯梅板標柄某棒木朴本枚枕末未模様欄柳林楼枠
愛悪意慰悦怨応憶恩快怪悔懐慨患感慣憾忌急恐恭惧愚恵慶憬憩憲懸悟恒慌恨懇惨志思恣慈愁憧情心慎性惜想憎息惰怠態恥忠懲怒悼忍念悩悲必怖憤慕忙忘慢愉悠憂慄慮恋惑
哀咽員右唄可各嚇喝喚含喜器吉喫吸嗅叫吟句君啓厳古呼呉口向后喉合告唆咲史司嗣??-叱呪周召唱商嘱唇吹善喪唾単嘆嘲呈哲吐唐同否品噴哺味名命問喩唯吏呂和
詠謁課諧該記議詰許謹訓計詣警謙言誇語誤護講詐詞試詩誌諮識謝諸訟詔証詳譲診誠誓請設説詮訴託諾誰誕談調訂諦討謄読謎認評訃譜変訪謀訳諭誘誉謡論話
維緯縁絵緩紀級糾給緊繰系経継結県絹繭紅絞綱紺細索糸紙紫終縦縮純緒紹縄織紳績絶線繊繕素組総続綻緻締統納縛繁紛編縫紡綿網紋約絡緑累練

2.4. 終わりに

部首による、常用漢字の使われ方ですが、「生活に必要なもの」、「人間の体、心」に関するものが上位に来ていることに気が付きました。人間が生きていくのに必要なものが漢字にも反映されています。 主に生活に必要なものである「水、木、糸、土、艸(草)、貝(貨幣)」は、常用漢字内でよく使われる部首でした。

「人、手、心、口、肉(人体)」は人間の体や心を表す部首であり、よく使われていました。

その他、気が付いたことは以下になります。

米、麥(麦)の常用漢字は以下となっており米の部首を使った漢字の方が多く出ていました。これは日本人が麦よりも米を主食にしてきたことに関係すると思われます。

粧粋精粗糖粘粉米粒糧
麦麺

家畜の代表の「馬、羊、牛、鳥」では、下記のように馬を使う漢字が多かった、武士などの支配層は馬を重要視した表れかもしれません。

駅騎驚駆験駒騒駄駐騰馬
義群羞羨着美羊
犠牛牲特物牧
鶏鳥鶴鳴

生きるのに欠かせない衣食住については、住(宀)、衣、食の順番になりました。直感的には食が一番になると感じました。が、文字が作られるほど文明が進むと食よりも住、衣の方を重要視してくるものなのかと思いました。現在でも収入の大半は住居費で消えているのを考えると納得できます。

宛安宇宴家寡害完官寒寛寄宜客宮宰察室実写寂守宗宿宵寝審宣宅宙定寧富宝密容寮
衣褐襟裁袖襲衰裾製装袋衷被表複補褒裕裸裏裂
飲餓館飢飼餌食飾飯餅飽余養